まだ、『いい人』になろうとしていますか?『リーダーの仮面』
まだ、お前は「いい人」になりたいのか?
部下が「辞めないかどうか」を気にしすぎていないか?
「だから、リーダーとして成果が出ないんだよ!」
そんな声が、この本からヒシヒシと感じられる1冊。
参考文献:安藤広大『リーダーの仮面』ダイヤモンド社,2020年
結論から言うと、
リーダーなる者「いい人」を辞めなさい。
「いい人」=面倒見がいいこと
「いい人」=部下に寄り添うこと
「いい人」=手取り足取り手伝ってあげること
私の部下に対する「いい人」はこんな考え方です。
しかし、この考え方が組織を弱くし、部下の成長機会を奪っていたなんて、この本を読むまでは想像すらできませんでした。
なぜなら私には、、、
部下には嫌われるのではないか?
辞められるじゃないか?
そんな心配いや、「恐怖」を感じていました。
でも、本当に恐怖を感じるべきことは、目先の個人的なことではなく、視野を広げ「会社、組織のの成果が上らないこと」に目を向けなければいけない。
私個人のこの本を読んだ感想は、
かなり「ドライな考え方」が本音です。
その考え方を「仮面」と言う比喩で表現しているのだと、私なりに解釈しました。
そもそも、リーダーの仕事とは?
本書では、
『部下を成長させ、チームの成果を最大化させること』
参考文献:安藤広大『リーダーの仮面』ダイヤモンド社,2020年,p18
つまり、「組織の利益」が「チームの成果」であり、「チームの成果」は部下の成長からなるもだと私は思います。
この本のキーワードが『5つポイント』として紹介されています。
「ルール」「位置」「利益」「結果」「成長」
これ以外はスルーしていいと。
逆にこの5つをしっかり管理しないと、会社、組織の未来がないと強く感じました。
その中でも、私に最も必要なものは「結果」です。
まず私自身が「組織の成果」をだすための「目標設定」を考え、部下に指示をし、「結果」を報告してもらう。
とても単純であたりまえのことですが、結果を待てずに途中で部下に確認してみたり、やり方に口を出したりと本書で「やってはいけない!」ことをすべてやっていました。
「プロセスに口出すな!」
部下は、その目標に向かって考え行動することに価値があり、その成果がでるまで待ちなさい。
そして、「組織の利益」を減らすような行動には、絶対に評価するな!
口を出すことは、自ら部下の成長を妨げている。
まさに、今の私の胸に刺さる考え方です。
私は、この5つのポイントは経営者、リーダーには必須の考え方と自信を持っておすすめします。
ぜひ、読んでいただき組織の利益、成果につながるきっかけになれたら幸いです。
dandy.boss